西出直弘様
卒業生インタビュー
日常の景色に理科的な要素を 発見できるようになった
学年: 高校 2 年生
在籍期間:2013 年度から 5 年間在籍

- ー入会したきっかけは何ですか?
- もともとアウトドアが好きな子どもでした。だから自然とかにも結構興味があって。そんなときにこの教室の存在を知って、フィールドワークでいろんな場所に行けるところに惹かれて入会しました。
- ー特に思い出に残っている活動はありますか?
- 化石を取りにいったのがすごく楽しかったのを覚えています。化石って簡単に手にいれられるものではないですよね。化石を見つけたときの達成感とか、歴史的に価値のあるものを自分の手で掘り出すのが、非現実的な感覚がしてとてもわくわくしたのを覚えています。化石とか火山灰とかこの教室で採集したものはいまでも大事に家で保管しています。 あとウミホタルの活動ですね。どちらかといえば海よりも山派で、水晶をとったり化石をとったりすることが好きなのですが、いざ参加してみたら、間近で見られたウミホタルの光る様子がとてもきれいで感動しました。先生にウミホタルの光る成分を顔につけてもらったことがおもしろくってとても思い出に残っています。参加するテーマは毎年自分で選んでいたのですが、自分の興味と違うテーマにも思い切って参加してみると意外な発見があっていいと思いました。
- ー教室での活動が役にたったなと思うことはありますか?
- この教室で学んだことによって身近な景色の見え方が変わりました。例えば、冬に葉っぱが落ちていない木をみたときに常緑樹なのだなとか。空を見ると月の満ち欠けがあるなとか。普段から、日常の景色に理科的な要素を発見したり、想像したりすることができるようになったと思います。あと当時はあまり実感していなかったのですが、バスで隣になった初対面の子と友達になって一緒に活動するという経験が、コミュニケ―ション能力の面で結構今の自分の力になっているなと感じます。毎回活動に参加するときは、どんな子が来るんだろうって楽しみにしてました。毎回違った子たちが集まって、いろんなおもしろい子たちと友達になれて楽しかったですね。
- ー将来の夢を教えてください。
- 今、カナダのバンクーバーに留学しているのですが、将来は日本の大学で心理学を勉強したいと考えています。特に社会心理学とか犯罪心理学とかに興味があります。直接自然とかかわるのではありませんが、自然が心にどういう影響を与えるのかということを研究してみたいと考えていて、それにはこの教室に通った影響もあるように思います