自宅課題プログラム

ねらい

自宅課題プログラムは長期にわたる継続的な観察活動を行うもので、対象は小学生クラスのみとなります。通常プログラムと合わせて取り組むことで学びの効果が上がります。

ねらい 日帰りではできないことに取り組む

通常のプログラムは時間的に限られた観察や体験になりますが、自然の事象には、時間の経過とともに変化するものが多数あります。一定期間観察を続けることで、変化の実態や本質が見えてくるという体験ができます。

ねらい 根気を身につける、達成感を味わう

観察を継続することで、こどもたちの成長にとって大切な「根気」が身につきます。また、続けることで得られる最終的な達成感もぜひ味わっていただきたいと思います。

2025年度自宅課題のテーマ 『食虫植物の栽培と観察』

ハエトリソウ
モウセンゴケ

食虫植物であるハエトリソウまたはモウセンゴケを、鉢に植えられた状態で配付しますので、家の中か外で栽培します。手間が掛かったり、特に難しかったりするものではありません(具体的な栽培方法は冊子にして改めて配付します)。
食虫植物は名前の通り、虫を捕まえて、生きていく栄養にします。地球上には20万から30万種類の植物があるといわれていますが、そのうち食虫植物は600から700種類で、全体のごく一部でしかありません。ではなぜこれらの少数派の植物が虫を捕まえるようになったのか、捕まえる様子はどんなものなのか、観察を通じて考察します。

期間 2025年5月から9月までのおよそ4か月間
観察の頻度 基本は週に1回程度。できるだけ毎週同じ曜日に見るようにします。
※しっかりと観察するのは週に1回ですが、食虫植物の鉢は身近に置くので、毎日見ることになるでしょう。
観察の方法 基本は自分の目で見たものを観察シートに記録します。もしも虫が捕まっていたら、ルーペを使って詳しく見るのもいいでしょう。
※お住まいの環境によっては、室内では虫の捕捉が観察できないこともあります。その場合、食虫植物は枯れてしまうのか、その変化を観察することになります。
記録の提出 観察シートに観察の内容を記録して提出します。
提出はおよそ1か月に1回です(1回につき4枚の観察シートを提出します)。提出された観察シートは、講師がコメントを付けて返却します。
※提出方法は、観察シートの画像データを提出フォームにて送信いただくことを予定しています。詳細は改めてご案内します。
対象者 新規入会者:全員(小学生クラスのみ)
継続入会者:小学生1年生でプライマリークラス在籍の方
※小学2年生以上で、入会して2年目以降の会員の方の受講は任意となります。
教材配付 2025年4月下旬より、順次配付します。

自宅課題プログラムのご感想

会員保護者より 返却された自宅課題プログラムのコメントをみると先生がしっかりと読んでくれているのが伝わり、とてもありがたいです。もともと自然に興味のある息子ですが、コメントもとてもよい刺激となり、日々の理科の学習のモチベーションになっています。

教室卒業生より 学校の教科として「理科」を勉強する前に、自宅課題を通して普段から身の回りの自然を観察する習慣がつきました。もともと知っていた内容が学校の授業でも出てきたことから、抵抗なく理科の勉強ができたと思います。