活動内容(小学生クラス)

特別振替

※詳細はあらためて対象の皆さまにご案内します。
※参加(振替)できなかった日数に関わらず、年度末の特別振替1回に参加していただくことで、すべての振替に替えるものとします。特別振替は全クラス合同で開催します。

クラス別テーマ概要

プライマリー・ミドル・アドバンスクラス

下記の9つのテーマから、7つのテーマを選んでお申し込みください。ご希望により、8テーマ以上の申し込みもできます。

各テーマとも小学生クラス合同で催行し、共通する部分では合同で活動する場合もありますが、基本的に指導内容や学習レベル、活動の実際はクラスごとに異なります。また一定の目的のもとにいくつかのクラス混成グループを作り、上級生がリーダーとなってメンバー全員が協力しあって活動することもあります。

2年生のお子さまのクラスについて
2年生のお子さまは、新規入会の方はプライマリークラス、継続2年目以上の方はミドルクラスとなります。新規入会でもミドルクラスを希望される場合や、継続でも上級生との活動が不安でプライマリークラスを希望される場合には、事務局にご相談ください。

各回の定員:プライマリークラス・ミドルクラス・アドバンスクラスともそれぞれ54人
最少催行人数:15人(最少催行人数に達しない場合は、別日程への参加ご検討いただく場合があります)

出発解散場所について

テーマ1
火山噴火の証拠を見つける
火山噴火の証拠を見つける2万9千年前の貴重な火山灰を持ち帰る

①がけ状になった地層から、特定の部分の土(火山灰)を削り取ります。②比較のため上下の地層(富士山の火山灰)も同じように削り取ります。③削り取った火山灰を顕微鏡で観察します。④3種類の火山灰の特徴を整理します。⑤姶良カルデラ火山の特徴を理解し、遠くまで飛来できた理由を確認します。⑥火山灰を飛ばす実験をします。

ねらい

およそ2万9千年前、九州鹿児島の鹿児島湾(錦江湾)にあった姶良火山が巨大噴火を起こし、高く吹き上げられた火山灰は遠くは青森県にまで達しました。この火山灰が露頭となって観察できる場所が富士山の東側にあります。その露頭から姶良火山の火山灰を削り取って顕微鏡で調べると、九州からはるか小山町まで飛んできたヒミツが見えてきます。

予定地

静岡県駿東郡小山町・柴怒田

活動日程
  • 4/5(土)
  • 4/6(日)
  • 4/19(土)
  • 5/31(土)
  • 6/1(日)
  • 6/7(土)
  • 6/21(土)
  • 6/22(日)
テーマ2
ヒトデ&イソギンチャクを調べる
ヒトデ&イソギンチャクを調べるナゾの多い生き物の意外なおもしろさ

①干潮の磯でヒトデとイソギンチャクをさがします。②見つけたその場で体の特徴を確認し記録します。ヒトデは表裏をスケッチし、イソギンチャクは手袋をして触り感触を確かめます。③時間に余裕があれば、ヒトデがワナから脱出する実験をします。④施設に移動してヒトデを解剖し、その体の構造から無くなった体が再生する仕組みを考えます。

ねらい

磯ではさまざな生き物を見ることができます。カニやフジツボ、カメノテなどの甲殻類、小さなエビ、ヤドカリ、ハゼなどの小魚、ヒザラガイ、マツバガイなどの巻き貝類、ムラサキウニやバフンウニ、美しいウミウシたち、そして、今回のテーマであるヒトデやイソギンチャクを見ることができます。磯では比較的地味に思える存在のヒトデやイソギンチャクですが、意外なおもしろさに迫ります。

予定地

神奈川県横須賀市・相模湾側の磯

活動日程
  • 4/12(土)
  • 4/13(日)
  • 4/26(土)
  • 4/27(日)
  • 4/29(火)
  • 5/10(土)
  • 5/11(日)
  • 5/24(土)
テーマ3
樹海の溶岩洞窟で生き物をさがす
樹海の溶岩洞窟で生き物をさがす光のない暗闇の世界に生き物はいるのか?

①青木ヶ原樹海にあるコウモリ穴と、もう1か所の溶岩洞窟を訪れます。②それぞれの洞窟の中をゆっくりと歩きながら、生き物を探します。③全員が小型のライトを持ち、光が届きにくいところを特に念入りに探します。④見つけた生き物は容器に入れて保管し、大きさ、色、見た目の特徴、目はあるのか、など細かく観察します。

ねらい

生き物はそれぞれの環境に適応しながら、そこを適地として生きています。決め手は天敵の存在から身を守れることと、エサがあることです。こうした基本的な要件を踏まえて、洞窟の生き物について考えます。洞窟が優位なのは、気温が通年でほぼ一定していることです。天敵の存在もわずかです。あとはエサの問題ですが、これはどうでしょうか…?

予定地

山梨県南都留郡富士河口湖町・西湖地区

活動日程
  • 6/29(日)
  • 7/20(日)
  • 7/21(月)
  • 7/24(木)
  • 7/26(土)
  • 7/27(日)
  • 8/5(火)
  • 8/6(水)
テーマ4
バッタを思いっきり追いかける
バッタを思いっきり追いかける個性派の昆虫、バッタを調べる、研究する

①「ぐんま昆虫の森」に行きます。昆虫を観る、捕ることに特化したここは、安全に思い切り網が振れるところです。②ひとりひとりが捕った昆虫は、持ち帰らずその場で観察します。③現地では今回のテーマであるバッタの採集と観察だけでなく、館内にある昆虫の生態展示を見学したり、パネルによる学習なども行う予定です。

ねらい

地球上に生息する昆虫は100万種を越えています。脚が6本で体が3つに分かれ、羽根を持つ…こうした共通点を持つ生き物が100万種以上いるのです! 恐竜は基本的に絶滅しましたが、昆虫は今日まで生き残りました。その秘密は体を小型化する方向に進化したからです。バッタを中心に、昆虫を通して生き物の進化や小型化の有利さを考えます。

予定地

群馬県伊勢崎市・ぐんま昆虫の森

活動日程
  • 8/20(水)
  • 8/23(土)
  • 8/24(日)
  • 8/27(水)
  • 8/30(土)
  • 8/31(日)
  • 9/6(土)
  • 9/7(日)
テーマ5
森でキノコを見つける
森でキノコを見つける菌類研究、危ないキノコを知る

①町田市にある、東京都が管理している小山田緑地でキノコを探します。②いくつかのエリアに分かれる小山田緑地をすべて歩きます。一帯は丘陵地ですが、カワセミもいるいくつかの池や草地、湿地などもあります。③毒のあるキノコについて、注意して学びます。④キノコが見つかるところの特徴を観察し、その理由を考察します。

ねらい

生き物を栄養獲得の面から見ると、「動き回りエサをさがす動物、動かずに光合成などによって栄養を自ら作る植物、おもに朽ちた樹木に寄生して栄養を獲得する菌類」に分けられます。菌類は別の視点で見ると、朽ち木などを分解して土に還すことに役立っています。食材としては身近なキノコですが、知られていない点が多々ある興味深い存在です。

予定地

東京都町田市・小山田緑地

活動日程
  • 9/23(火)
  • 9/27(土)
  • 9/28(日)
  • 10/4(土)
  • 10/5(日)
  • 10/12(日)
  • 10/13(月)
  • 10/18(土)
テーマ6
ウミホタルにワナを仕掛ける
ウミホタルにワナを仕掛けるウミホタルが放つ、キレイで怪しい光を見る!

①明るいうちに海岸に到着して、一帯の自然環境を観察します。特にウミホタルのいる海域の特徴を確認します。②日没から15分後にワナを仕掛けます。③30分経ったらワナを引き上げ、ワナの中をライトで照らして成果を確認します。④ウミホタルの発光実験をします。⑤ウミホタルの発光の理由や、海の生態系における役割を考えます。

ねらい

ウミホタルは日中は海底の砂の中に隠れていて、暗くなってから活動する生態を持っ ています。そして天敵から身を守るために、襲われそうになると水中に発光物質を放出します。暗くなってから活動するので、光る物質で身を守る仕組みを持っているのです。捕ったウミホタルを光らせると、暗い中に驚くほどきれいな光が浮かび上がります。

予定地

千葉県館山市・館山湾

活動日程
  • 11/3(月)
  • 11/8(土)
  • 11/9(日)
  • 11/15(土)
  • 11/16(日)
  • 11/23(日)
  • 11/24(月)
  • 11/29(土)
テーマ7
1500万年前の化石を探し出す
1500万年前の化石を探し出す山で海の生き物が見つかる不思議

①ゴーグルを装着してハンマーやタガネを使い川原にある石を割る、あるいは石の表面を見て化石を探します。②見つけた化石は、その特徴や種類を全員で共有します。③化石について基本的な知識を持つようにします。④化石を探した川原の周辺の地層なども一緒に調べます。⑤見つけた化石は数を制限しますが、基本的に持ち帰ることができます。

ねらい

ここで化石採集に取り組む地層は、いまから約1500万年前の新生代第三紀の地層です。実習地は1500万年前は浅い海だったと考えられているところで、見つかる化石はカニ、サメの歯、二枚貝、植物の一部などです。化石が見つけられるかは本人の努力にもよりますが、最低でも数個の化石が持ち帰れるようにスタッフが補助します。

予定地

埼玉県秩父郡小鹿野町・ようばけ

活動日程
  • 12/6(土)
  • 12/7(日)
  • 12/13(土)
  • 12/14(日)
  • 12/20(土)
  • 12/21(日)
  • 12/26(金)
  • 1/11(日)
テーマ8
太陽系と星座の神秘にせまる
太陽系と星座の神秘にせまる実験と星座の立体模型で見えてくる、宇宙のすがた

①日没前までに、室内で太陽系とオリオン座の星の構成を縮尺に基づいて再現します。その後、オリオン座の立体模型を作成します。②日没後、外で星座観察用の望遠鏡や双眼鏡を使って星を観察します。曇天のときは室内でプラネタリウムを観ます。また、星座早見盤の使い方も理解します。オリオン座の立体模型と星座早見盤は持ち帰れます。

ねらい

宇宙のスケールはわたしたちの想像を超えていますが、それを実体的に知ることはまず無理です。それを実際の縮尺に基づいて、可能な限りそのスケールを再現してみます。地球の大きさがビー玉くらいだとすると、太陽の大きさは、直径1mほどにもなります。これを再現し実感します。

予定地

東京都あきる野市内

活動日程
  • 1/24(土)
  • 1/25(日)
  • 1/31(土)
  • 2/1(日)
  • 2/7(土)
  • 2/8(日)
  • 2/11(水)
  • 2/14(土)
テーマ9
最強の生き物、クマムシを捕まえる
最強の生き物、クマムシを捕まえる小さな小さなクマムシを、顕微鏡でしっかりと観る

①クマムシは特定のコケに隠れているので、まずそのコケをさがします。②コケが見つかったら、コケに隠れているクマムシを水と一緒にコケからスポイトで吸い出します。③吸い出した水を少量、顕微鏡のスライドガラスに滴下します。④クマムシが発見できたときは、特徴のある体のようすや動きを観察します。

ねらい

クマムシの体長は1㎜以下で、肉眼ではほとんど視認できません。つまり、私たちにとってクマムシは顕微鏡の視野の中でのみ確認できる存在です。この小さな生き物が、不死身とも言える身体能力を持っています。その能力の実際を活動中に確認することはできませんが、生きているクマムシの観察を通して生き物の不思議を考えるきっかけにします。

予定地

東京都あきる野市内

活動日程
  • 2/15(日)
  • 2/28(土)
  • 3/7(土)
  • 3/8(日)
  • 3/14(土)
  • 3/15(日)
  • 3/20(金)
  • 3/21(土)